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  • 体脂肪1kgを燃焼させるエネルギー

    2024/01/24 雑記

    少し遅ればせですが、新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

    正月明けのこの時期ならではの悩みがある方もいてるでしょうから、このような記事を書いてみようと思った次第です。それは正月太りであり、それを解消したいということですよね。

    実際のところ、正月休みの一週間程度で体脂肪が増えるのかというと少々疑問ではあります。大抵の場合、普段通りの生活に戻れば勝手に元の体重に戻ると思います。でもせっかくなので書いてみましょう。「贅肉をそぎ落とせ!」は弊社の本年度のテーマでもありますので。

    結論から

    私はダイエットがきっかけでジョギングをはじめたということもあり、このあたりの知識を多少持っています。情報源によりマチマチな面もあるのですが、体脂肪1kgを燃焼させるために必要なエネルギーは9000~9300kcalとなっているようです。ただ、実際の体脂肪には水分なども含まれているため、体重1kgに相当する体脂肪を減らすためのエネルギーはこの80%程度になります。そうすると、7200~7440kcalです。ChatGPTに聞いたところでは、7700kcalとの回答でした。

    下記リンクは参考までにググってみたサイトです。脂肪は食餌から直接、摂取されるか、またはエネルギーを使って体内で炭水化物から作られる。なんて書かれています。脂肪燃焼について詳しく書かれており、勉強になりますね。

    又、三大栄養素から得られるエネルギーとしてタンパク質4.1kcal/g、脂肪9.3kcal/g、炭水化物4.1kcal/gとなっており、摂取するにしても脂肪は他の栄養素の二倍ほどのエネルギーがあり、ダイエットするなら避けたいものであるということがわかります。但し、必要なものなので適度な摂取はしなければなりません。

    てなわけで、体脂肪1kgを減らすには7200~7700kcalほどのエネルギーが必要だとわかりました。(単にネットで調べただけでもありますが😅)

    ちなみにですが、上のリンク先からもわかるように、体脂肪は炭化水素系の燃料と似たような構造ということがわかります。そうであれば、バーナーの燃料であるLPGやLNGの燃焼エネルギーはどのくらいだろう?体脂肪の燃焼エネルギーと大差ないのかな??などと思ってしまいました。

    で、燃料1kg当たりの低位発熱量はLPG、LNG、都市ガス13A(これらの主成分はプロパンC3H8、ブタンC4H10、メタンCH4であり、脂肪族炭化水素[アルカン]になります。なんか意味深🤔)ともに12000kcal程度です。なので体脂肪は少々効率の悪い燃料といったところでしょうか。出来るものであれば、燃料として燃やしてしまいたいところですね!

    脂肪燃焼とは関係ないですが、プロパンやブタンを燃焼させて雰囲気ガスを発生させる装置があります。これらを発熱型(燃焼反応)雰囲気ガス発生装置といい、DXガスやNXガスを発生させることが出来ます。吸熱型(外部ヒーターで加熱)雰囲気ガス発生装置というのもあり、こちらはRXガスを発生させるものです。詳しくは別途お問合せください。

    7200~7700kcalってどの程度?

    脂肪1kgを燃焼させるには7200~7700kcal程度のエネルギーが必要ということがわかりました。では、それはどのくらいのエネルギーでしょうか?

    1kcalというのは水1kg(1リットル)を1℃上昇させるために必要なエネルギーです。ということは7200kgの水を1℃上昇させるエネルギーとなります。と言ってもわかり難いですね。

    やかん(今どきはケトルって言った方が良いの?🙄)の水、20℃で1.5Lを100℃に沸騰させるまでのエネルギーは1.5L×80℃=120kcalになります。(蒸発潜熱は無視ね。)ということは、7200kcal÷120kcal=60となり、やかん60個の水を沸騰させるくらいのエネルギーということになります。かなりのエネルギーが必要と感じられないでしょうか。

    もっとわかりやすくでは、おにぎり1個がおよそ180kcalくらいなので、おにぎり40個分が7200kcalになります。逆に言うと、おにぎり40個に相当する分を我慢すれば体脂肪1kgが消えてくれるわけです。

    どのくらいの運動量か?

    それでは、やかん60個の水を沸騰させるのと同じくらいエネルギー消費をするために必要な運動量はどのくらいでしょうか?

    私がやっているジョギングを例にとれば、体重(kg)×走った距離(km)=消費エネルギー(kcal)となります。実際には走るペースや個人差により、この通りになりませんが、大まかにはこの計算で良いと思います。

    もっと細かに計算するのであれば、下記のようなサイトもあるので、参照されたし。こちらの計算では、上式よりも多めになりますね。

    7200kcalを消費するには、体重65kgとした場合7200kcal÷65kg≒111km、50kgの場合では144kmになります。これだけの距離を走る必要があり、これがやかん60個の水を沸騰させるのに匹敵する運動量です。ウルトラマラソンを走る人とか、トライアスリートでもなければ一度にこれだけ走るのは無理ですよね。

    ですが、1ヶ月くらいかけて100~150kmほど走るのであればジョギングに慣れてくれば充分に可能な距離です。週に3回10kmほど走ることが出来れば月間120kmくらい走れるようになります。とは言っても、10km走るというのは経験無ければ相当にハードルが高いとも思います。ならば3kmを毎日、これもハードルが、、。最初は無理なく少しずつですね。

    そんなわけで、体脂肪1kgを貯め込むのは簡単ですが、消費するのはそう簡単なことではないというようなお話でした。

    でもね、10km走るってのは慣れてしまえば文字通り朝飯前に可能なことでもあります。負担が少ないのはウォーキングですが、1時間やってもランニングの半分以下のカロリー消費にしかならないので、効率が悪いのですよね。ジョギング以外のお勧めは自転車通勤ですな。夏場は汗だくになって大変なのですが。。。

    体重1kg落とせば、ウェストもおよそ1cm細くなりますよ。


    どうでもいいのかもしれないですが、ランニングによる仕事(消費エネルギー)ってどう考えれば良いのだろうか?という疑問を持っていました。摩擦1として移動距離から算出すると。

    体重65kgで10km走った場合、65kg×9.8m/s2×10000m=6370kJ=1522kcal となります。最初に紹介した計算式であれば、65kg×10km=650kcalです。なので、まともに計算した場合の43%くらいになるようですね。ウオーキングだとこの八掛けくらいで35%、530kcalくらいってところでしょうか。ただ、10kmのウォーキングってのも中々。。。

    世の中にはこのようなことを検証している方もいらっしゃるので、リンク貼っておきます。

    こちらでは、私がどのように考えればよいのかと思っていたことについて考察されています。


    トップ画像について、現在熊本県水俣市の協力工場様へ出張に来ております。こちらには「日本一長~い運動場」というのがあり、一度走破してみようと思いながら、未だ出来ておりません。その暁にはリポートしてみようと思います。

    下はお昼休みに休憩している公園、快晴の海を観ると癒されますね。

    恋人の聖地


    最後にですが、令和6年能登半島地震により被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

    少しでも出来ることをと思い、僅かばかり日本赤十字社へ寄付をしました。リンクを貼っておきます。

    一日でも早く、被災地の復興が進むようお祈り致します。

    中嶋