技術の信頼性で活躍する白石電機工業

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  • 熱と取り組んで70年、白石電機工業は加熱技術により社会に貢献してまいります

    2018/06/14 白石電機の仕事

    弊社ホームページや、この記事タイトルには70年と書いておりますが、正確には1949年の創業以来、今年で69年になります。少々フライング気味で70年と謳っていることはご容赦ください。

    工業炉に関する仕事というのは、一般的にはあまり知られていないものであります。私なども知人などから「何の仕事をしているの?」と質問され、「炉の仕事です。」と答えても相手は「炉って何???」というような反応をされることが殆どです。

    一般の方にはあまり知られていない工業炉の世界ですが、それを利用して生み出される様々な製品があります。実はこれらの製品が以外と身近なところにもあります。


    昭和24年に創業後、経済成長と共にそのニーズに応じて新たな炉の開発、製造に携わってまりました。昭和40年代には自動車産業などに貢献する粉末冶金焼結炉や従来からのセラミックスとは一線を画すファインセラミックス焼成炉の製造販売を開始しました。

    粉末冶金については粉末冶金ってなぁに?|日本粉末冶金工業会を参照ください。

    ファインセラミックスに関しては、京セラ様のページを参照頂ければわかりやすく解説されています。はじめてのファインセラミックス | 京セラ

    粉末冶金の場合は金属、ファインセラミックスの場合はセラミックスの粉末にバインダーと言われるものを混ぜて成型し、焼結炉や焼成炉によって焼き固められます。製品が完成するまでには様々な技術が使われ、多くの工程を経ていきます。その中で加熱に関する部分について弊社の工業炉も活躍しております。


    近年に於いてはIT技術の発達によりパソコンが普及し、スマートフォンを多くの人たちが持つようになりました。こういった電子機器の内部にも私共の加熱技術を利用した部品が使われています。

    このページを訪れた、あなたのスマホや自動車にも弊社の加熱炉を使って生み出された部品が使われているかもしれないということです。

    工業炉を使って生み出される製品の高性能化などに伴い、工業炉に対してもより高度な技術が必要とされております。弊社技術陣として、常に心掛けている代表的な項目を五つほど挙げておきます。

    • 温度精度の均一化。
    • 省エネ化。
    • 高精度な雰囲気ガスのコントロール。
    • 安全性。
    • 長寿命。

    現在ではモノのインターネット(IoT)や人工知能(AI)が一般にも普及しはじめて参りました。今後はさらに加熱技術が必要な分野も拡がってくると思われます。そういった分野への挑戦とともに、従来からの加熱技術の更なる改善、向上を目指して社会に貢献して参ります。

    設計部 中嶋