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タイトルを見て「?」と思われた方も多いかもしれません。
実際、息子からはこんな反応が返ってきました。
息子「なんで今さらマラソン走るん?」
私「還暦になったから。」
息子「意味わからん。」
そう、走らない人にはなかなか理解されない世界です。登山家が「そこに山があるから」と言うのに近い、一種の“病”かもしれませんね。ちなみに、今は100マイル(約160km)のトレイルランニング大会などという、登山家も驚きそうな大会もありますが。
実は私、20年ほど前はかなりマラソンにハマっていました。ここ10年以上は健康維持のためにジョギングを続けていたものの、フルマラソンに向けた本格的な練習からは遠ざかっていました。
それでも「60代、70代になってもフルマラソンを完走したい!」という思いはずっと持ち続けていました。そこで、還暦の記念にフルマラソンを走ろうと思い立ったのです。…が、思い立ったのはたった2ヶ月前。準備不足は否めません。
参加したのは、地元で比較的気軽に参加できる「大阪・淀川市民マラソン」。マラソンにハマってた頃にも何度か出場した大会です。当時はサブスリー(3時間切り)を達成していました。
そして今回の結果は――4時間半弱での完走。
「昔取った杵柄」は通用しません。マラソンは、実力通りかそれ以下の結果しか出ない、非常にシビアな世界です。2ヶ月の付け焼刃では歯が立ちませんでした。それでも、ゴールした瞬間には思わずウルウルしてしまうほどの達成感がありました。(ゴール前でQちゃんのハイタッチは嬉しかったよ。)
久しぶりの大会参加でしたが、10kmやハーフをすっ飛ばして、なぜいきなりフルマラソンなのか?
それはぶつかりたくもない「壁」にぶち当たらされるから。
マラソンでは「30kmの壁」「35kmの壁」とよく言われますが、今回はハーフ地点で早くも壁がやってきました。その壁を蹴破ってゴールしたときの喜びと達成感は、経験した人にしかわからない、最高の瞬間です。
その瞬間を求めて走る――それがフルマラソンの魅力です。
達成感を得るためには、日々の継続した練習、戦略的なペース配分、そして大会当日の体調やコンディションなど、すべてが噛み合う必要があります。
壁を越えたい方へ!マラソンを走るべき理由
以下のような体験をしてみたい方は、ぜひ一度フルマラソンに挑戦してみてください😏
- 最高の達成感と喜びを味わいたい(理想的なレース展開で走れたとき)
- 絶望感を体験したい(ハーフ地点で「最後まで走れるのかこれ?」みたいな)
- 最高に旨いビールを飲みたい(走った後の一杯はサイコー!)
- やせたい、ヤセタイ、痩せたい(ただし、走ると食欲も増すので注意!笑)
- しがらみのない趣味の仲間と出会いたい(損得勘定なしの純粋な交流ができます)
皆さんも一度、フルマラソンを経験してみてはいかがでしょうか?
「人生観が変わるよ!」と言われるのも、あながち嘘ではありません。「やればできるんだ!」という経験は、きっと仕事にも活かせるはずです。
つづく。かも?
中嶋
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